eMbedded Visual C++ 4.0 には、MicrosoftのVisual Studio .NETのようにグラフィカルにアプリケーションを作れるウィザードが準備されている。
このウィザードを使った簡単なアプリケーションの作り方を記す。
eMbedded Visual C++ 4.0を起動する。
メニューのファイルタブから、新規作成を選んでクリックする。
左の項目内の「WCE Pocket PC 2003 MFC AppWizard (exe)」を選択する。
右のプロジェクト名記入欄に、任意のプロジェクト名を入れて「OK」をクリックする。
「Single document」か「Dialog based」を選び、「次へ」をクリックする。
特に何も変更する必要は無い。
「次へ」をクリックする。
特に変更する部分は無い。
下のMFCライブラリはDLLから使うか、スタティックライブラリを使うかの項目は後々変えることができる。
スタティックライブラリを使うと容量は増えるが、実機上で実行ファイル単体だけで動かせる。
「AppWizard creates the following classes for you:」の部分でCFormViewを選び、その下の「Base Class」をC<プロジェクト名>Viewにする。
CFormViewとはダイアログベースのアプリを作るようにコンポーネントを配置できるクラスである。
「終了」をクリックすれば、自動でアプリケーションの雛形が完成する。
左のワークスペース欄に、新しいプロジェクトが追加されているのが分かる。